妄執の座

与太話と同人ノベルゲーム開発日誌的な文字の塊

帰る場所

最近実家に帰りました。

とかなんとかこのご時世に言ってると一族郎党皆殺しにされかねませんね。

ただ、ここでお話しするのは肉体の帰省ではなく魂の帰省です。

つまり何が言いたいのかというと、ダークソウルⅢを久しぶりにプレイした、ということです。

以前本編をクリアした際、力尽きて攻略しきれなかったDLCエリアにようやく足を踏み入れました。

そして今回約一年ぶりのプレイになるのですが、ゲームをスタートした瞬間、ある強い感情が持上がりました。

それが冒頭の、実家に帰った、という思いです。

と言うのも、ただ画面を眺めているだけでキャラクターの動かし方や各エリアの繋がりなどが瞬時に蘇って来るのです。

この感覚はまさしく実家です。

自身が生まれ育った家で、お風呂ってどこだったけな、なんて考えることはありませんよね。

幼い頃初めてゲームに触れて以来、今日に至るまで様々な素晴らしいゲームに出会ってきましたが、こういう感覚を得られる作品はほとんどありません。

どれだけ居心地が良くても、時が経てば大抵の記憶は薄れてしまうものです。

そしてそれは故郷にはなり得ません。

僕はゲームをやり込むということはしませんし、ソウルシリーズにしても全て一周ずつしかしてませんので、隅々まで堪能してるファンからしてみればこんな話は一笑に付すようなものでしょう。

ですが僕のこのゲームへの愛は確かなものです。

今回挑戦したDLCエリアに関しても、ステージの構造やギミック、ボス戦の緊張感、そしてそこに見え隠れする物語、どれをとっても最高の体験でした。

どれだけ素晴らしかったかというと、クリア直後に未プレイだったブラッドボーンのDLCを購入し、更にまた本編を最初からプレイし直すくらいでした。

当然のことながらこちらも面白かったです。

ついでに言うと昨年末にプレイしたセキロも恐ろしいほど胸躍る作品でした。

国の学習指導要領が改訂されて、これが突然義務教育に組み込まれたとしても何ら驚きません。

ともあれ、ソウル、ブラボ、セキロ、これらどの世界も僕にとっては本当に安らげる魂の実家です。

そして現在開発中のエルデンリングもきっとこの中に加わるのでしょう。

僕の帰る場所は今も尚果てのない広がりを見せています。

これは本当に喜ばしいことです。

今後が楽しみでなりません。